2012.05.18 Friday
捺染絣のウールクッション 専攻科 新畑夏希

今年度初めての専攻科の課題授業で捺染絣のクッションを制作しました。それぞれ、型紙にデザインした図を切り取り、機にかけた経糸に型紙を用いて顔料で着色する技法です。染めない部分の糸をくくって柄を出す絣と違い、今回学んだ捺染絣は通常の絣では出しにくい細かい図案や曲線など、複雑な柄を織ることができました。それぞれ、型紙にデザインした図を切り取り、染色した経糸を機にかけ、切り取った型紙をスプレーのりで経糸に張りつけ、顔料を直接摺り込みます。ドライヤーで顔料を乾かした後、緯糸を入れて織っていきます。経糸の上に顔料を摺り込ませる行程で、地の色の上から顔料を摺り込ませるので模様の色が理想の色にするのが難しく、また緯糸を織ることによって色の見え方が薄くなるので、出来上がりは想像していたものより柄の色が薄くなりました。
今回私達は平織りで織りましたが、組織で織られることもあり、先生から見せて頂いた作品では模様の部分が組織によりドットで描かれたようになっていて、型染めと違い、織りにしかできない面白さがありました。布に模様を染める紅型や友禅染め等のような複雑な模様は織りでは難しいと思っていましたが、織りでも捺染絣の技法で細かく複雑な柄を出せることがわかり、表現の幅が広がったと思います。





